気分に振り回されない方法 イフ・ゼン・プランニング

人は、思っているよりも「その瞬間の気分」に支配されてしまう。

わかっていても、やめられなかったり

後で後悔すると思っていても、つい手を出してしまう。

でもそれは「意志が弱い」のではなく、「仕組み」が足りないだけ。

「イフ・ゼン・プランニング」という考え方がある。

たとえば「もし怒りやイライラを感じたら、深呼吸を三回する」

「ダイエットを頑張ろう!」と ただ思うだけではなく、

「もしお菓子を食べたくなったら、まず水を飲む」と決める。

気合を入れて頑張っても、それはほとんどが掛け声だけに終わり

結果的に三日坊主で終わるのがおおい。

習慣をつくるのに最も必要なのは「気合」ではなく

「仕組み」だ。

自動的に、決まった行動がとれるような「仕組み」をつくる。

それは自分と小さな約束(コミットメント)をすることでもある。

自分と「イフ・ゼン・プランニング」の契約を結ぶ。

それをコミットメント(約束)という。

もしAが起きたら (if)、そのときはBをする (then) というルールを決める

コンスタンツ大学 アヒトジガーらは94人の学生を対象に

「もし私が選んだ〇〇 (高カロリーな食べもの)を食べたくなったら、そのことを忘れる!」と

3回唱えさせ、1週間後に、学生たちがどれくらいその食べものを食べたかを調べる実験を行った。 

その結果「イフ・ゼン・プランニング」を実践した被験者は

実践していない学生に比べ、

消費量が半分近くまで減っていた。

仕事でもそれは効果的だ。

「もし○○をやるときは必ずここを注意して、

終わった後もここをチェックする」というように

(then) を決めておく。

よく起こりがちなミスを回避しやすくなったり、

ストレスを回避しやすくなったり

できる。 

意識的にパターンをつくることを

心がける。

自分との約束をきめること

それが大事である。